「第二回趣向の華」を見聞きする

昨年から日本舞踊藤間流宗家藤間勘十郎師と尾上流の尾上青楓師の二人が興したこの会の、私は大ファンである。

世知辛い世の中でお金にもならないこんな会を催すことは余程芸が好きでなけれは出来る事ではない。

青楓師とは染五郎丈との縁から当店の創業十周年パーティーにご出演いただいた事もあり、親しくしていただいているが、勘十郎師とはご縁はなく、彼が二十歳そこそこで国立劇場でリサイタルをした折、「融」を観て「日舞界に麒麟児あり」と感嘆して以来心服している人である。

昨年この会を観に来て、この二人のノリが大好きで、すっかりファンになってしまった次第。

本職も裸足の三味線や鳴物演奏はもとより、この会を一所懸命に汗を流している二人に身の程知らずの仲間意識を覚える私なのでした。
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