私のいきつけ10 肉処でべそ

朝は七草粥でヘルシーに始まったが、夜は反動で無性に肉が食べたくなり、残業後近所の「肉処でべそ」へ向かい、ひとり焼肉となる。
ここは比較的新しい店だが、いつも珍しい部位の肉を揃えており、サイドメニューも豊富なので、展示会の打ち上げから「一人でちょっと一杯」まで色んな場面で使わせてもらっている。

おせちで体重が70キロを越え、さすがにダイエットせねば、と思ってはいるが、しばらくあっさり系が続いていたのでどうにも我慢が出来ぬ。


赤身は脂肪を燃焼させるって言うし、と言い訳をしつつ、まずは本日のオススメの「トンビ」(ウデ肉)をネギ巻きでいただく。 これが大当り。


極薄切りの肉の上に塩だれの絡んだネギをのせ、くるくる巻いて蒸し焼きにする。
外はカリッと芳ばしく、肉の内側はレアで、そこへしんなりしたネギが相俟って絶妙の食味である。
一度は店の流儀に逆らわないと気の済まない質の私は、試しに肉だけ両面焼いてからネギを巻いて食べてみたが、不思議とこれでは今一つである。やはり蒸し焼きがミソらしい。


途中から隣でレストランをやっている義従姉が参戦し、イチボ、ハラミ、ツラミ、ミノと食べながら話が弾み、焼酎ロックを「もう一杯、もう一杯」と後引き上戸の典型で、完全に飲み過ぎとなる。明日初釜なのに。

いつもなら〆に「冷麺」もしくは「クッパ」を食べずにはいられないが、70キロの文字が頭をよぎり、「いかんいかん」とかぶりを振ってぐっとこらえ「ハーフわかめスープ」で観念したのであった。


ちなみに今日はいきなり赤身が食べたかったので注文しなかったが、すじ肉に大根おろしをたっぷりのせ、ポン酢で食べる一品が私の一番のお気に入りである。
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