江戸の大おきゃく

さる二十九日、ザ・プリンス・パークタワー東京で盛大に催された、成田屋市川海老蔵丈の結婚披露宴に、河東節十寸見会の一員として招かれ、出席して参りました。タイトルの「大(おお)おきゃく」とは土佐弁で大宴会のこと。

テレビ中継の入る大披露宴というのは藤原紀香さんの時以来二度目でしたが、縦のテーブルで人が重なって見えるせいか、千人もの割にはスッキリした感じで、やたらに人が多いとは感じませんでした。

私の席は後方の中央バージンロードのすぐそばで、新郎新婦の入退場が間近に見え、出入りもしやすくラッキーでした。

この時とばかりスターの方々とも記念写真を取っていただきましたが、残念ながらネット上では公開出来ません。差し支えないお料理の写真でお許し願います。



最初のは新郎の父團十郎丈の手で「福牡丹」と書かれた白地に金文字の器に盛られた銀座久兵衛調製によるちらし寿司、もちろん海老入りです。



続いては新郎が尊敬するリンゴ栽培家の方が育てたリンゴを使った「奇跡のリンゴのスープ」。とても爽やかな味でした。



三品目は伊勢海老とアワビ、フカヒレの一皿。目の前で注がれる濃厚なソースと言うよりスープが美味しかったのですが、私のにはあまりたっぷり注いでくれなかったのが心残り。普段の私ならボーイさんに「もうちょっと入れて」と頼むんですが、柄にもなく遠慮してしまいました。

このあと魚、肉、デザートと続き、さすがにワインはどれも美味しく料理を引き立てていました。

いつものヤンチャな海老蔵丈は鳴りをひそめ、美しい新婦と並び終始照れっぱなしの姿は微笑ましいかぎりでありました。
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