認められぬ人々
何気なしに(これを今の若者はなにげにという、私は一生そうは言わないだろうが、気のおける、おけないと一緒で、真反対の意味になりそうな言葉でも定着してしまえば官軍だ) テレビを点けると珍しやボーリングをやっている。
ひどく懐かしい気がして咄嗟に須田開代子を思い出す。高校生の時二度会ったが、その背中には創世期を担った自負といさおしが溢れかえっていた。
須田開代子が好きで中山律子は嫌い。良子皇后が好きで美智子さんは嫌い。
これだけで私がどんな人間か分かるだろう。友少なく、敵多き人生である。